豚肉のバラとキャベツが醸し出す美味

適度な厚さでスライスされた豚肉のバラと、緑色が濃い葉が多い取れたて新鮮キャベツがあった場合、シンプルに焼いた豚バラにキャベツの千切りを添えて、焼肉のタレに絡ませてアツアツご飯に載せるだけで絶品と言えますが、ピーマンもしくは絹サヤ、長ネギと共にホイコーローに仕上げるという手もあります。中華料理独特の甘辛濃い味の味噌ダレで味付けするだけに、豚であればバラにこだわらずロース薄切りやコマでも良さそうですが、脂身の入り方が絶妙のバラでこそ、たっぷりのキャベツに負けないボリュームある味わいとなります。野菜が多めの料理こそ、肉のタイプと量にはこだわりたいものです。業務用ミートボールを人気メニューに!人気アレンジレシピ5選も参考になりますね。
脂身の味わいが全体の風味を決めるバラは、良い肉とそうでない肉との味の差が、かなり際立つ部位と言えます。一般の人も購入できるプロ向けの卸売り販売店などで、品質の良い豚肉のバラを卸売する時に大量購入し、使いやすいよう小分けにして冷凍ストックしておけば、さまざまな機会で役立ちます。韓流ブームの影響で、本場韓国の焼肉は、本来、牛よりも豚がもてはやされており、特に厚めスライスの豚バラを焼くサムギョプサルが人気であることが知られるようになり、日本でも三段バラと呼ばれて親しまれるようになりました。韓国では、豚バラの厚みが絶妙の店を選べるかどうかで、飲み会幹事の評価が決まると言われるほど、豚バラの旨みが最も引き立つ厚みにこだわっています。
サムギョプサルの場合、キャベツよりもサンチュなど生の葉物野菜に巻いて、各種の味噌やキムチなどを載せて賞味しますが、日本での豚バラは、スーパーマーケット等で販売されているものは薄切りが主流で、本格焼肉というよりは、サッと炒めて賞味できる便利な食材となっています。時には向こう側が透けて見えるほど薄切りにされている豚バラもあり、そういったタイプは、広島風お好み焼きに欠かせないものとなります。広島の人にとってはあれこそがお好み焼きですので、広島風と冠してはいけないと言われますが、具材すべてを混ぜ込んで焼くのではなく、鉄板に薄くのばした生地の上に山盛りのキャベツ千切り、細もやし、天かすなどを配し、その上に極薄の豚バラを載せてひっくり返してしばらく焼きます。鉄板で旨みたっぷりの脂を出しながら焼ける豚バラと、蓋代わりになっている生地との間で蒸し焼きになることで、本来の甘味がいっそう増すキャベツが、広島のお好み焼きでしか出せない独特の美味しさの根幹になります。極上の豚バラは厚みがあるほうが美味しいという印象が強いですが、お好み焼きの場合、最高の美味を演出してくれるのは、あの薄さにあると言えます。