臭いがきつい肉もおいしく

国産の牛は高くてもアメリカやオーストラリア産の牛肉なら手が届くお値段、しかし独特の臭いがあるため、買い控える方は多いのではないでしょうか。肉によって臭みが強く気になる場合がありますが、これは与えている飼料(餌)が原因といわれます。人がにおいがきついニンニクなどを食べると体臭が変化するように、動物も食べた飼料によって臭いが変わるのです。牛に与えられる飼料は、主に牧草と穀物飼料です。穀物飼料を与えられえていた牛は匂わないのですが、牧草を食べていた牛の肉は匂いが強くなってしまうとされています。広大な牧草地で育てられている外国産の牛が臭いのは、このためといわれています。業務用輸入牛の仕入れ・卸売・通販は食らぶ市場へ行けば、おいしい新鮮な肉がたくさん並んでいます。

日本の高級松坂牛はビールを与えられ、肉質を高めるためハーブを配合した飼料を与えられる牛もいます。高級とされる豚もこだわりの飼料が与えられているのです。外国産の牛や豚が安いのはコストがかからない牧草で育てられているため。価格が安いのは消費者としては助かりますが、臭いが強い肉には食欲がわかないという方におすすめなのが肉の臭いを消す方法です。

最もシンプルで手軽なのが、牛乳に半日から一晩漬ける方法です。牛乳には、肉を柔らかくしてくれる効果があるのです。薄いスライスされたものであれば、数時間でも大丈夫、ヨーグルトでも同じ効果が得られます。そして食用の重曹でも臭みを取ることができます。水400ccに重曹小さじ1、塩小さじ1の重曹水を作り、2~3時間漬けるのです。また無糖で味がない炭酸水も臭みを取るのに効果的。鶏や魚介にも使うことができるのです。

下ごしらえを兼ねるのが、おろした玉ねぎに漬ける方法です。玉ねぎに含まれているたんぱく質を分解する酵素が、肉を柔らかくして臭みを消してくれるのです。にんにくや塩胡椒、酒なども一緒に漬ければ、たっぷり味を染みこませることもできます。煮込み料理の下ごしらえを兼ねるならワインやハーブなどのスパイスと漬けて半日~1晩おいてマリネにすることで、臭みを消して柔らかくすることができます。ローリエやパセリ、セロリやタイムなど、食欲をそそる香りになるのです。ステーキとして使う場合には、スパイシーなブラックペパーやオレガノ、ローズマリーなどのハーブを使います。アルコールはブランデーを振り、半日ほどおくことで香り高く仕上げることができます。臭いが気になるお得な外国産も、一手間加えることで、柔らかく美味しく料理することができるのです。